キヤノン LS-122TS
結論:コスパは良いが、滑りやすさが気になるオーソドックスな電卓
キヤノン LS-122TSは、商売計算機能と時間計算機能を搭載したミニ卓上電卓です。1,000円を切る価格でありながら、ビジネスに必要な機能を一通り搭載している点は評価できます。ただし、本体の滑りやすさという致命的な欠点があり、使用環境によっては注意が必要です。
基本仕様
- 表示桁数: 12桁
- 電源: 太陽電池+リチウム電池(CR2032×1)
- 質量: 132g(電池含む)
- 寸法: 107.5×148×31mm
- 価格: 約1,000円前後(Amazon限定モデル)
- グリーン購入法適合商品
デザインと外観
外観は非常にシンプルで、ダークグレーの塗装仕上げが施されています。液晶画面はアクリルパネルで覆われ、パネル奥にはメタリック塗装が施されているため、1,000円未満の商品でありながら安っぽさを感じさせません。
ミニ卓上サイズながら12桁の大型液晶を採用しており、数字の視認性は確保されています。全体的なデザインは実用性を重視したオーソドックスなスタイルです。
機能性
商売計算機能
原価・売価・粗利率のいずれか二つを入力すると、残りを自動計算してくれる便利な機能です。小売業や商売をしている方には重宝する機能でしょう。
時間計算機能
時給計算などに便利な時間計算機能も搭載。パートタイマーの給与計算などで活用できます。
その他の機能
- 税計算機能(税込・税抜計算)
- グランドトータルメモリー
- 「00」キー搭載
- チルト機能(液晶の角度調整可能)
注意点として、一般的な電卓によくある√(ルート)キーは搭載されていません。
使用感
打鍵感とキータッチ
キーの感触は柔らかめで、打鍵音はシャープ製などと比べるとやや静かです。ただし、特にサイレントキーとして謳われているわけではありません。キーの押し心地は可もなく不可もなくといった印象です。
液晶表示
キヤノン製電卓の特徴として、液晶の背景が緑色を帯びており、他メーカーと比べるとコントラストがやや不足気味です。シャープ製のようなくっきりクリアな表示を求める方には物足りないかもしれません。
欠点:本体の滑りやすさ
最大の問題点は本体の安定性です。ツヤのある机やテーブルで使用すると、計算中に本体が徐々にずれていきます。
ゴム足が底面の2箇所にしか付いていないこと、ゴム足の表面がサラッとした素材でグリップ力が不足ぎみなこと、本体重量が軽いことが原因かと思われます。
まとめ
安さとコンパクトさがウリの電卓なので、コスパを求める人におすすめです。
一方で、簿記の本格的な勉強をする人は同じCANONなら別の電卓を選んだほうが良いかもしれません。
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