簿記試験合格までの流れ
ここでは簿記試験を受験するにあたっての簡単な流れと勉強方法を紹介します。
道具を揃える
受験すると決めたらまずは道具を揃えましょう。簿記の学習はテキストと電卓さえ用意すればすぐ始めることができます。
電卓
まずは計算につかう電卓を用意しましょう。仕事等で使っているものがあるのであればそれでもいいですが、安っぽいおもちゃのようなものを用いるのはオススメできません。
何を使っていいかわからない方は管理人おすすめの電卓ページでオススメの電卓を紹介しているので参考にしてみてください。
テキスト
TACの出しているスッキリわかるシリーズが一番わかり易いかと思います。一冊1000円くらいです。
たまに聞かれるのですが、2級は商業簿記と工業簿記の両方必要です。どっちか好みの方とかそういうわけではないので、学習するのであれば2冊まとめて買ってしまいましょう。
スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第6版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)
スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記 第3版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)
スッキリわかる 日商簿記3級 第6版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)
試験勉強でやるべきこと
上に載せたテキストを、受験の1ヶ月〜最悪でも半月までにひと通り終えられるのを目標に進めていきます。
まずは軽く2〜3度通読したら、テキスト後ろの問題編に掲載されている問題を解いてみましょう。たぶん解けません。簿記は頭でなんとなく把握しただけでは解けないので、繰り返し解いて覚える必要があります。非常に陥りやすい罠だと思うので注意です。
仕訳を覚える
学習の方法としては、「このケースはこの仕訳」のようにパターンをひたすら覚えていく感じです。パターンを覚えていくうちに仕分けの本質的な意味も把握できるようになっていくと思います。
簿記はとにもかくにも仕訳が重要なので、絶対に間違えないようにしっかりと頭に叩き込みましょう。
過去問を解く
さて、仕訳のパターンはひと通り学習できたでしょうか?しかしこれだけでは全然ダメです。なぜなら仕訳は大問5問中1問分しか出ません。残りの4問は伝票や財務諸表の作成(2級は商業簿記の範囲から2問、工業簿記から2問の4問)等の仕訳を使った応用問題が範囲になります。つまりは残りの時間を使ってそれらを学習していきます。
上記のテキストの後ろにもいくつか付いてはいるのですが、量や解説が少ないので過去問を買うことをオススメします。
おすすめの過去問はTACが出版している「あてるTAC直前予想」というもの。試験会場で目を通す受験生を数多く見かける定番の過去問です。
これを買ったらとりあえず1回分を解いてみましょう。たぶん絶望します。(もし余裕で解けたのであれば合格まではあと一歩です!)
ここで1問目が全然解けなかったのであれば仕訳の基礎が足りていない可能性が高いのでもう一度仕訳を覚える作業です。テキストとこの過去問集に付いているカードっぽいやつを利用してガンガン訓練していきましょう。
1問目がしっかり解けている(4問合っていれば上出来です)のなら2問目以降の解き方を覚える作業が今後の課題になります。
1問1問が重いですが、基本は仕訳と同じパターン記憶です。しっかりと流れを把握して覚えていきましょう。(ここで仕訳を理解できていないと、流れの把握が困難になり、つまづきます)
大まかな学習方法は以上です。皆さんのご検討を祈ります。試験の申し込みを忘れずに!
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